【2024年最新】カナダでIELTSに挑戦!当日準備〜結果、オススメの勉強方法まで徹底解説

2024/09/20 Kuura

IELTS試験が間近に迫っている皆さん。特に海外でIELTSを受験する方にとっては、学習面だけでなく、試験当日に向けた準備や当日の流れをしっかりと把握すること、さらにはメンタル面のケアも非常に重要です。

この記事では、試験当日の準備から勉強方法、結果確認まで、私自身がカナダ トロントでIELTS受験した経験も踏まえて、具体的なアドバイスをお届けします。また、試験に向けた生活習慣改善やメンタルケアの重要性についても詳しく解説します。

IELTS受験に向けて不安を解消し、万全の状態で挑めるようにしましょう!

 

 IELTSとは?知っておきたい基礎知識

IELTS(International English Language Testing System)は、英語力を評価するための国際的な試験です。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成されており、英語力を総合的に評価します。

IELTSにはアカデミックモジュールジェネラルモジュールの2種類があり、どちらを受けるかは目的によって異なります。

アカデミック: 海外留学を目指す
ジェネラル:永住権申請や移住を目指す

また、IELTSはコンピューター方式とペーパー方式から選ぶことができます。

くーら
カナダの永住権申請のためにジェネラル(ペーパー方式)を受けました

コンピューター方式でも、自宅ではなく試験会場での受験が必要です。

 

 試験前日までに準備すべきこと

事前に必要な準備をしておけば、試験当日に余裕を持って過ごすことができます。

ここでは、試験当日の服装と必要な持ち物について簡単に紹介します。

試験当日の服装

IELTSはフォーマルな試験ですが、服装は自由です。試験会場によっては冷暖房が強く効いている場合もあるため、快適で温度調整がしやすい服装が理想的です。

私自身は、ユニクロのカジュアルな服装で受験しました。会場には上下スウェットにクロックスを履いた人も見かけました。長時間座っていても快適に過ごせる服装で試験に挑みましょう。

 

 必要な持ち物

試験の数日前にメールで持ち物や注意事項が通知されます。カナダで受験する場合、基本的に以下の持ち物が必要です。

パスポート(または有効な身分証明書)
・水(透明なボトルに限る)

筆記用具は試験会場が提供してくれるため、自分で持参する必要はありません。私は当日、花粉症がひどくティッシュを持参しましたが、スタッフに許可を求め、数枚だけ持ち込みが認められました。

 

その他:試験会場の再確認を!

服装や持ち物の準備に加え、トロントなどの大都市には複数のIELTS試験会場があるため、試験会場を再確認しておくことが重要です。特に、公共交通機関を利用する場合、試験当日の交通状況を見越して早めに出発するようにしましょう。

Google Mapなどの地図アプリを使って、最もスムーズなルートを調べておくと安心です。

 

試験当日の流れ(カナダで受験の場合)

会場到着

試験会場には、メールで指示された受付終了時間の30分前に到着することをお勧めします。私が受付終了時間の30分前に到着した時、すでに行列ができていました。

ちなみに、私の受け取ったメールには “Please arrive no later than 8:30am to register for your Listening /Reading/Writing test” と記載されていたので、8時頃に会場に着くようにしました。

友達と一緒に受験にきている人もいましたが、1人で来ている人も多く、会場全体は和やかな雰囲気でした。会場のトイレも混雑することが多いので、早めに済ませておくと安心です。

 

受付・登録

会場に到着すると、予約内容の確認や写真撮影、指紋採取が行われます。

次に、荷物を指定された部屋に預けますが、鍵付きロッカーがない会場もあるため、高価なものは持っていかないようにしましょう。スマホや財布も全て預けることになります。

 

試験部屋への入室・待機

パスポートと持ち物のチェック後、指定された席に案内され、全員が揃うまで待機します。

試験開始は予定より遅れることもあるため、焦らずリラックスして待ちましょう。私の場合、試験は予定より20分遅れてスタートしました。

 

 試験の順番と時間配分

【 午前 】
リスニング(30分+答えを書き写す時間10分)
リーディング(60分)
ライティング(60分)

【 午後 】
スピーキング(20分)
※スピーキングは別日に行われる場合もあります。

午前中の筆記試験は休憩なしで行われるため、集中力と体力が試されます。

試験部屋には時計があり、試験監督からは、「残り10分」などの声かけが定期的にありました。

 

各セクションの感想と勉強のコツ

リスニング

音声が1回しか流れないため、集中力が求められます。私は途中で会話内容を見失って焦りましたが、次の問題に素早く切り替えることが重要です。

私は最初の問題が始まる前に、全体の設問をざっと先読みし、ある程度答えを予測しておくようにしていました。そうすることで、リスニング中も落ち着いて必要な情報に集中できました。

YouTubeでリスニング力アップ!

私がIELTSのリスニング対策で特に効果を感じたYouTubeチャンネルを紹介します!以下のチャンネルは、リスニング力を効率よく高めてくれるだけでなく、試験に出やすいトピックもカバーしているのでおすすめです!

1. The IELTS Listening Test
実際の試験形式に近い問題を数多く提供しており、リスニングスキルを本番さながらに鍛えることができます。多様なトピックが扱われているので、試験に出やすいテーマにも慣れることができます。

2. BBC Learning English
ニュースや日常会話をベースにしたリスニング素材が豊富です。スピードや語彙のレベルもIELTSに近く、リスニングだけでなく語彙力も同時に鍛えられます。Spotifyでも聞くことができます。

3. 超速英単語
短時間で大量の英単語を効率よく学べる動画が豊富に揃っており、特にリスニングや語彙力を強化したい人にぴったりです。テンポ良く進むため、隙間時間を活用して効果的に学習できます。

くーら
同じ動画をくり返し視聴していました

再生リストから、目標スコアに応じた英単語を選んで学習できる点も魅力です。さらに、動画内のブログURLから、単語リストやスクリプトも確認できるので、復習にも役立ちます。


これらのチャンネルは、英語力を楽しく鍛えながら試験準備ができるので、ぜひ活用してみてください!

 

リーディング

時間ギリギリでなんとか最後まで解き終えました。文章が難しく、途中で焦る場面もありましたが、時間配分を意識して進めたおかげで、全問に目を通すことができました。わからない問題にとらわれすぎず、素早く次の問題に切り替えることが大事です。

ジグザグリーディングの活用

私が時短のために活用していたのが、IELTSの学校で教わったジグザグリーディングというテクニックです。これは、文章全体を隅から隅まで読むのではなく、設問に関係する部分だけをピンポイントで探し出して読み進める方法です。

具体的には、先に設問を確認してから、そのキーワードや関連する情報を文章中で探し、余計な部分は読み飛ばすというものです。キーワードを探しやすくするため、右から左に文章を読んでいきます。

このテクニックを使うことで、長い文章でも必要な情報を素早くキャッチできるようになり、時短に役立ちました。

ジグザグリーディングについての説明動画はこちら


ライティング

タスク1とタスク2に分かれています。どちらから解いてもよく、私はタスク2のエッセイから先に取り組みました。解答用紙に書ききれない場合は手を挙げて追加の解答用紙をもらいましょう。

IELTSライティングでは、問題形式に応じた典型文(ひな形)や使いたい単語やフレーズを事前に暗記しておくことで、試験中に迷わずスムーズに書けるようにしていました。

また、タスク1に20分、タスク2に40分という時間配分を意識して練習していました。この配分で進めることで、試験中も焦ることなく、スムーズに進行できるようになりました。

 

スピーキング

終始レコーダーで録音されているため少し緊張しましたが、試験官はとても穏やかな方で、思ったよりリラックスして話すことができました。試験中、もし質問の意図が分からない場合でも、無理に答えようとする必要はありません。

私も何度か質問が理解できなかったときに、「Could you please repeat that?」と聞き直しましたが、試験官は丁寧に言い直してくれたので安心しました。試験官とのやり取りは、形式ばった感じではなく、自然な会話のように進んでいくため、緊張が徐々にほぐれたのを感じました。

スピーキング対策に役立ったYouTube

IELTS English Academy
再生リストの中の"IELTS Speaking Mock Test"では、実際の試験の雰囲気や質問の流れをリアルに感じることができます。この模擬試験は、本番と同じ形式の質問に対して答える練習ができ、試験官がどのように質問してくるのか、受験者がどう対応すれば良いのかを具体的に学ぶことができます。

スコア別の解答例を見ることができるため、バンドスコアの違いによる回答の質やアプローチの違いを理解するのに非常に役立ちます。これにより、自分の目指すスコアに応じて、どのように改善すべきか具体的なヒントを得ることができます。

スピーキング対策に役立ったアプリ

1.  Speak
AIとの会話で自由にシナリオを設定し、IELTSスピーキングテストに合わせたトピックや質問を練習できます。通勤や散歩中などの隙間時間を活用でき、毎日少しずつ練習することで、確実にスピーキング力が向上します。AI相手のため、間違いを恐れずにリラックスして練習できます。

⏫私は役を"受験生"と"IELTSテストの試験官"、会話トピックを”IELTSスピーキングPart2”と設定しスピーキング練習をしていました。

リアルタイムで的確なフィードバックがもらえるので、発音や受け答えをすぐに改善できます。

くーら
試験が終わっても話し相手として使っています

ここから登録すると1000円割引でスタートできます!

 

2.  ELSA Speak
ELSAは、AIを使って発音の矯正をしてくれるアプリです。発音の精度を向上させたい人には非常に有効で、発音の弱点を指摘しながら、正しい音に導いてくれます。IELTSのスピーキングでは、発音も評価基準の1つなので、発音改善を目指すには最適なアプリです。


これらのYouTubeとアプリを活用することで、スピーキングの練習が効率的に進み、試験でも良いパフォーマンスが期待できます!

 

試験結果について

結果はいつわかる?

・コンピューター方式の場合
試験日から3〜5営業日後にオンラインで結果が確認できます。

・ペーパー方式の場合
試験日から13日後にオンラインで結果が確認でき、その後約1週間で成績証明書が自宅に郵送されます。

 

私の試験結果:Overall 6.0を取得!

試験結果を待つ間はとても緊張しましたが、目標としていたOverall 6.0を取得できました。今回のIELTS受験のために学校に通い、3か月間勉強しました。永住権申請のために勉強していましたが、英語力が高まり、自己成長を感じることができました。

 

試験に向けた自己管理

試験前は勉強に集中しすぎて、自己管理が後回しになることがよくあります。

私もIELTSの勉強中、睡眠不足や偏った食事、受験に対するストレスとプレッシャーで体調を崩したことがあります。それからは、健康管理も試験準備の一環だと学び、心身のコンディションを整えることの重要性に気づきました。

最後に、私がIELTS受験に向けてベストな体調を維持するために、特に意識していたことを紹介します!

試験前に心がけたい生活習慣:私が特に意識していたこと5つ

十分な睡眠

忙しい日々が続いていると、どうしても夜更かししがちですが、毎晩7〜8時間の睡眠を確保することは本当に大切です。

私はよく徹夜をしていましたが、次の日頭がぼんやりしてしまい逆に効率が悪くなりました。試験当日に疲れを残さないためにも、早めにベッドに入り、リラックスした環境でしっかり休むことを心がけましょう。

 

バランスの良い食事

勉強が忙しいと、つい食事が適当になりがちです。私もカップ麺や外食で済ませてしまうことが多かったのですが、そうすると疲れやすくなり、集中力も続かなくなりました。

そこで、手軽に食べられる果物やサラダ、ヨーグルトを取り入れるようにしたら、体調も安定してきました。

くーら
栄養を意識することが大事だと感じました

 

適度な運動

忙しいと運動する時間を取るのは難しいですが、軽い運動は気分転換になります。

私はよくひとりでウォーキングをしながら、Speakアプリを使って、スピーキングの練習をしていました。歩きながら独り言のように試験のトピックについて話すことで、リラックスしつつ運動もでき、スピーキングの力も自然と鍛えられました。

くーら
恥を捨てて続けるうちにメンタルも強くなりました

短時間でも体を動かすことは、ストレス解消になり、集中力もアップするのでおすすめです!

 

ポジティブ思考

試験が近づくと不安が募ることも多いですが、私は「ここまで頑張ったから大丈夫」と自分に言い聞かせるようにしていました。

また「もし失敗したらどうしよう」というプレッシャーは誰でも感じるものですが、試験はあくまで1つのステップだと考え、自分にプレッシャーをかけすぎないように心がけていました。

「失敗しても次がある」とポジティブに考えることで、不安を和らげ、自信を持って試験にのぞめました。

 

リラックスする時間

勉強ばかりに集中しすぎると疲れもストレスもたまります。

くーら
週に1度は友達とディナーに行って息抜きしていました

自分にとっての楽しみの時間を作ることで、気分転換ができ、翌日も新たな気持ちで集中して勉強に取り組めました。試験へのモチベーションを維持するためには、適度に休息を取ることも大切です!

 

まとめ

IELTS受験では、勉強はもちろんですが、体調を整え、リラックスして試験にのぞむことが大切です。特に海外で受験する場合、慣れない環境で受験することに不安もあるかもしれませんが、事前の準備をしっかり行えば、安心して当日を迎えることができます。

あなたのIELTS受験がうまくいきますように..!

-カナダでの暮らし, 英語勉強